当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。医院長の松浦良平(まつうらりょうへい)と申します。
私はこれまで、心臓の病気を中心に、プライマリーケアから重い疾患まで、多くの症例を経験してきました。
そして、大阪大学医学部附属病院では、心臓血管外科医として、最新の医療設備の中で、最先端の治療を提供することに関わってきました。
もちろん、患者さんが手術や治療を受けられて元気に社会復帰されることは大変喜ばしいことですが、中には動くことが不自由な患者さん、大変にお年を召した患者さん、病気を長く患っておられる患者さん、そして、今の進んだ医学でも治すことは難しい病気の患者さんがいらっしゃいます。
また退院後も、全快とは感じられない中でも数ヶ月ごとに家族と頑張って病院に通い、長い時間待合室で待ち、診察のときも言いたいことが言えずにへとへとになって帰宅する患者さんをこれまで多く目の当たりにしてきました。そしてだんだんと弱って通院できなくなると、多くの方が施設への入所を検討されるようになります。
入院か、外来通院か、施設への入所か、いずれかの選択を迫られる場合が多いのですが、「住み慣れた家で治療を受けたい」と思われる患者さんが増えてきています。そこで、もう1つの選択肢として最近注目されるようになったのが在宅医療です。
しかし、患者さんやご家族の中には「自宅では十分な医療が受けられないのではないか」「家族の負担が増えるのではないか」「緊急時はどうしよう」と不安に感じられる方もいらっしゃいます。
そこで、家での不安を軽くするために、在宅医療や地域のネットワークが連携して、様々な努力をさせていただきます。
在宅医療は通院の疲れもなく、待合室での待ち時間がありません。そのため外来よりも診療時間が長いので、いろいろな話ができると喜ばれる方もいらっしゃいます。また在宅医療は、最先端の精密機器はなく、病院のように万能とは言えませんが、意外にも様々なことができるものだと感心される方もいらっしゃいます。
当院のめざす医療は、自宅での“癒し効果”を最大限に利用しながら、心和やかな人生を長く自宅で過ごしていただくためのお手伝いです。また、本当に患者さんが困ったときには、どんな時でも必ず、お力になることです。
患者さんの人生を想いながら、たくさんお話しをして、少しでも長く自宅で過ごしていただけるよう、最期までお付き合いをさせていただきます。
お困りのことがありましたら何でもご相談ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。
りょうハートクリニック医院長
松浦 良平